屋台裏ノート

OZMAFIA!! 感想・考察なぐり書き

【アニメ第2話感想】飴と鞭と救済

はいきた!キリエ先生きた!

アニメOZMAFIA!!第2話「救済」

OZMAFIA!! 第2話「救済」 アニメ/動画 - ニコニコ動画

見逃し配信がないと死んでしまう方の領民。最新回より一週遅れて追いかける。
「救済」というタイトルに先週からそわそわしている。

第2話の感想です。ゲーム本編のネタバレはありません。
思ったまま書いていますが、感想記事の書き方を模索中です。

わかってきた?「オズ学園」

  • スカーレットは2年A組
  • 寮に住んでいる
  • 自炊してる(食堂のおばちゃんはまだ先?)
  • 買い出しに行ける場所(町?)がある
  • カラミア先生の「校外学習」とは(グリム?ねえグリム??)
  • キリエ先生は数学担当?
  • 学園内に図書館がある
  • 学園の外には山、森、ぽつぽつと家屋、鐘楼みたいな塔(!)、湖がある
  • 道はレンガ舗装

今回、転入してきたスカーレットの学園生活がスタートしたことで「学園」の輪郭が見えてきた。
キャラクターはまだスカーレット、カラミア先生、キリエ先生。今回はアクセル先生いなかったね。

キリエさんキリエさんキリエさん

「ごめんで済んだら警察もシールズもデルタ・フォースもいらないんですよ」
わあ
キリエさんだ

このシールズはネイビーシールズなのかS.H.I.E.L.D.なのか……まさかSEALDsではないでしょ( 'ω')
(追記、ピンポイントで答えがきたよ)

新しい台詞のたびに毒舌の語彙で圧倒してくるキリエさんがとてもキリエさん。はあキリエさん。

と、これはいつものキリエさん。
それが、カカシさんが出てくるとアニメのキリエさんになった。

アニメナイズ、「カカシ」というモチーフがゲームよりも強く組み込まれたデフォルメがとても新鮮。
確かにカカシは片足で立ってるなと、3年経って初めて思わされたキリエさんのステップ。身軽にくるくる回るキリエさんとかレア。あんなぴょんぴょんするのかわいすぎてびっくりしたんだけど、そういえばカカシだったなとなんだか納得させられて着席。

そこに最後の等身キリエさんが出てきてやたら色気を放っていたせいで気持ちが忙しないまま2話が終わっていきました。ほんとCパートは声も絵も最高なので呆けてしまって一度では頭に入ってこない。

見直しながら感想メモ

うなだれスカスカ……オズ学園ってどんだけ難しいんだろう。
ついゲームのスカスカの頭の良さ基準で見てしまう。

カラミア先生が声をかけた後ワンテンポ間が空くのが気になる。

「よしよし」……!私もカラミア先生によしよし言われたい。

カカシが!影がカカシ!
片足立ちというカカシらしいデフォルメが効いてるのたまらない!

二人の仲裁をするスカスカってのもアニメだな~かわいい。

「ポンコツ編入生のおチビさん」
「数学の初歩の初歩のド初歩ですよ」

スカーレットを見下ろすキリエ先生を一緒に頭の上から見る構図、
逆におもいっきり見下ろしてくる目線を受けるあおりの構図。
たまんないーこういうのアニメらしくてたまんないー!

なんかスカスカかわいそうになってきた……。

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キリエ先生立ち姿お美しい。

カラミア先生とキリエ先生、見事な飴と鞭……見事だ……オズマフィアだ……。

キリエ先生くるくるってした!
カカシってこんななの!ちょっとびっくり。

カカシ対ライオンめっちゃかわいい!めっちゃかわいい!

しょんぼりライオンめっちゃかわいい!カラミア先生のしっぽかわいい!
(いつかシーザーさんにもしっぽ生えないかなって夢がちょっと近づいた気がする)

なんだ、ライオンとカカシはさわれるのか。
なんだこの……なんだ?

「Get into mischief」のアニメアレンジがおもちゃ箱みたいでわちゃわちゃわちゃわちゃ最高

ほしゅうぶ……補習部、とは。

あーアップのキリエ先生もお美しい。

エンディング曲が変わった。
「If the World Gives Up」Article One

ひいい街が綺麗!キリエ先生も綺麗!
うう覚悟します……!

2話を見た感想

タイトルの「救済」はまあ、スカーレットの成績不振を救済するための補習部ということでした。これから始まる補習部はきっと実質キリエさんの遊び場みたいなものなんだろう( 'ω')

動くデフォルメも見慣れてきたと思ったけどやっぱりかわいいかわいいでごろごろしてしまう。大きい顔で表情がはっきりと見えるので感情移入の度合いが強くて楽しい。

まだ2話なのでまだまだ普通に楽しんでいる。これがどういうストーリーになって、もっと酔いきった大仰な言葉で語らせてもらえるのかうずうずする!

なんでこんなに安心して楽しんでいるのか、理由のひとつにエンディングのフーカがあるかもしれない。「フーカ」が出てこない世界はドラマCDでもあったけど、やっぱりゲームの主人公はフーカで、アニメとはいえフーカが何処かにいて欲しいというのが正直なところ。アニメではエンディングにそれらしい女の子がいることで、この世界にも彼女が存在しているんだと安心して、スカーレットを見ていられるんだろう。
真相的にも、どんなパロだろうとフーカはいてほしいな~と思う派。その向こうに、あの子もいてほしい。

もうひとつ大きいのは、脚本をゲームシナリオのゆーますさんが書いていること。始まる前から一番アニメに対して信頼できた要素で、実際に見ていてもアニメを「オズマフィア」の延長としてあまり違和感なく受け入れられていることが嬉しい。

今回のカラミア先生とキリエ先生のやりとりがゲームからずっと続く安定のテンポとバランスで、積み重なる会話にたまらなくオズマフィアを感じる。アニメだとそこに巻き込まれるのが主にスカーレットになるのかな。そこは新鮮で、フーカやアクセルとも違う仲裁(とばっちり)があるんだろうと期待しているところ。

次はアクセル回かな。
またあっという間の4分でした。

次までにこれを読みます。グリム学園ってなに!



おわりヾ(⌒(_•ω•)_

アニメ「OZMAFIA!!」公式サイト

オズカフェでオズ脳がトリップした話

「オズカフェ」に行ってどうしようもなく気持ちが昂ぶったことについて。オズオズしたお店の雰囲気に浸ってキャラクターたちにちなんだ料理を食べて、いつの間にか、妄想が現実に侵食してきて心が爆発しました。まだドキドキしてうまく言葉にできないので、読みにくいかもしれない。

比較的冷静なオズカフェのレポートはこちら*1

>> 以下根拠の無い妄想ばかり、ゲーム本編のネタバレばかりです。

寄り添うドロシーの話

「オズカフェ」という世界線がパラレルなのか、オズ世界の延長線上なのかはっきりしないので、「ドロシー」という存在の立ち位置がわからないんだけど。
という前置きで冷静さは終わり。

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漠然としたつながりとイメージとして、「ソウとキリエさんがドロシーと一緒にいる」という状況には目を閉じて深くため息をついてしまう。

ドロシーはキリエさんにとって忘れられない大切な人で、ソウにとっては人間になることを決めた目的そのもの。そのどちらかが、誰もが忘れたはずの「彼女」をカフェの制服に刻んで、みんなの胸の上に置こうと思ったとしたら。あの小さなピンにはどれだけの感情がこもっているんだろう。

自分だけじゃなくて、みんなの制服に付いてるわけで、お互いの胸元にきらきらしてるのが見えるわけでしょ。
例えば、それはキリエさんにとってそのまま、ドロシーと歩くライオンやブリキの木こりに見えているのかもしれない。その視界は、「オズカフェ」というif空間を拡張して、ひとりだけそこに過去を投影して笑ってるのかもしれない。ひっそりと、懐かしむように、少し寂しげに。
これだけの「もしも」の世界なのだからもしかしたら何かの拍子に誰かが思い出すかもしれない、という淡い期待もあったのかもしれない。
どうしよう。

このあいだのビズログ*2じゃないけど、こうして新しい世界でみんな仲良くしている様を「見て見て!」って思ったりしたのかな。ドロシーが創りだしたオズの世界ではなく、もうひとつの、もしかしたら争いのない世界で暮らすみんなを見て欲しかったのかもしれない。そうすると、ソウが魔法で彼女のために作り変えた世界なのかな、とか、思ってしまう。
そこまでするのかな。わからない。


どう想像しても泣いてしまう。誰にも言えない、彼女への強く静かでいつまでも消えることのない思慕や忠誠を想像してしまって、すぐ泣いてしまいそうになる。

ただの本当にフラットな「オズカフェ」という世界なのかもしれない。彼らがあの真相から解放された世界なのかもしれない。こんな妄想の根拠はどこにもない。

でも、いま目の前のポストカードに並んでいるキリエさんとドロシー、ソウとドロシーは、この世界であっても強いつながりがあるような気がして、それだけで大切にしたいと思った。


日曜日の屋台の話

特にソウとシーザーさんのルートで実感するのが、ゲームの中の「毎週日曜日」というリズム。その日を楽しみに過ごすフーカさんの気持ちの波が想像しやすくて心地よくて、毎週ソウの屋台に遊びに行くのが楽しい。

ソウはウォールフガングの一員で、毎週日曜日だけ塔の広場で屋台を開く。毎週末、フーカさんやアクセルが食べに来たり、ヘンゼルとグレーテルがパンを卸しにやってくる。祭りの日には夜遅くまでお客さんがいっぱい。

そうやってどんどん膨らませていった先にたどり着いた、フーカさんみたいに「日曜日」を楽しみにしてみたいなーという、現実と妄想の間でごろごろするような気持ちが、なんか現実になってしまって驚いた。

日曜日にオズカフェに行き、ロビン先生の言葉と趣味を借りて、ソウの屋台のメニューを食べる。
これは間違いなく、完全に、日曜日の塔の広場。

三次元にいながら「オズマフィアを体験してしまった」、今でも鳥肌が立つ。
誰がいたわけでも、何があったわけでもない。こんなカレー、人生でもう二度とないんじゃないか。カレーひとつでトリップしてしまった。完全にキマってた。
オズカフェ、ロビン先生、ソウに感謝。本当にありがとう。

現実が戻らない

コラボカフェって自分の中のその作品世界を補強してくれる機会でもあると思うんだけど、オズカフェ行ったら作品世界が自分に侵食してきた。

別に、カラミアさんたちがいたわけでもないし、声が聞こえたわけでもない。それでも、頭の中で普段妄想していることが増幅して、より強く感覚に訴えてきた。現実の感覚に、妄想で区切っていたはずのものが住み着いてしまった。

またオズカフェあるかな。また日曜にはソウの屋台に行くんだ。
ぼんやりそう思いながら生きていくことになった。



おわり⊂⌒っ*-ω-)っ





OZCAFFE!!
オズマフィア×コラボカフェ in Tokyo 特設サイト

*1:

*2:

【アニメ第1話感想】ようこそ最高密度の5分間へ

アニメOZMAFIA!!第1話「ようこそオズ学園へ」


見逃し配信がないと死んでしまう方の領民。最新回より一週遅れて追いかける。
オズカフェ行って飛ぶほど振り切ってしまったテンションがずっと続いている。

原作との違いと、アニメ大変なことになってるぞ…って気持ちと、普通の感想について書きました。
このブログにアニメカテゴリ作れるなんて思いもしなかった。嬉しい。
ゲーム本編のネタバレはありません。

「オズ学園」

オズ学園というパロディはもともと、OZMAFIA!!vita版のアニメイト特典SS小冊子に載っていたもの。(が初出のはず、たぶん) その中だとカラミアさんたちは「生徒」だったので、アニメはそれと別のものなんだろう。

別、なんだろう……か? とアニメ公式サイトのソウのプロフィールを見ながら唱えている。
「オレはソウ。※※※※※※※※だよ」
セリフのモザイクはなんなんだ。期待して良いのか。

このインタビューのある部分がその話なんじゃないかと思うし、まわりのリアクションがSSのカラミアさんのセリフそのまんまでぞわっとした。キャラとリンクしている感。見事に煽られました。よくぞこの部分をインタビューとして載せてくれたなー。感謝。


原作との違い

スカーレットの性格

「地味で人見知りで頭が固くて、要領が悪くて、引くのは貧乏くじばかりの僕」
全然そんなことないかんな!?グリムが「ファミリー」として機能しているのはスカーレットの働きのおかげだからな!とは思うものの、デフォルメされたスカーレットにはこれくらいのだめっぽさがあってもかわいい。ど主人公だ。オズ学園の柱だ。

音楽がすごい

最初の!ロゴ→タイトルコールのBGMからすでにちょっと違う!
尺の短さに合わせてフレーズがわかりやすく可愛らしくなっている印象。この感じでソウのテーマと、ヘイディが聞けたら良いな、すごい楽しみ。(あと、もしやキャラソンのアレンジとか……ないかな~ないか~)キャラソンの時に本編と同じスタッフで作られていることのありがたさを噛み締めたのが、ここでもこう嬉しいことになるとは。

アニメ=情報過多という感動

普通の感想……の前に、思ったことを言葉にするために何周したかわからないほど頭の中が大変なんだよ!という話。

どういう気持ちで見たら良いのかぐらぐらしてきて、最初は2分が限界だった。4分しかないのに。
それはアニメという形が、こんなにたくさんのことを伝えてくるとは思ってなかったから。

今までのオズマフィアは、ゲームの中に立ち絵があってセリフがあって、その組み合わせで物語を把握するものだった。ドラマCDは音声だけ、頭の中でキャラが動いていた。そのままの頭と心の受け入れ体制でアニメを見てしまったのが間違いだった。

アニメが始まった瞬間、まず絵が動く。キャラクターたちが一秒も満たない間にいろんな表情を見せるし、性格や感情に合わせた動きが画面の中で同時に起こる。ゲームではフーカさんの視点から見えるもの、たいてい目の前の誰か一人を相手にする世界から、オズ学園のカメラはぐっと自由になり、主人公を取り巻く世界のすべてを見せ始める。

そして馴染みのはずの声がしゃべるのは今まで聞いたことのないセリフ。ゲームもキャラソンも何度も繰り返し聞いてきた耳には、同じ声のキャラクターたちが本当に「知らないセリフ」を喋っていることが新鮮。

何をしているんだろう、何を話してるんだろう、何が起きているんだろう。目の前のできごとに追いつこうとすると同時に、あまりのスピードに付いていけない。まばたく間の情報量、感情の量があまりに多すぎる。

しかしながら!この、感動と理解をいくつもの感覚から受け入れなければいけない天国!こんなにもドキドキする心と頭の共同作業!
アニメ化しなければ、この心地は味わえなかった!感動している!


アニメという新しい見方による目まぐるしいオズ世界の再構築の中で、私が「オズマフィア」として認識する要素、半ば心の拠り所にしているものすら少しずつ変化している。キャラクターの存在そのもの、声、音楽。それに気付いていくことで、「これが新しいオズマフィアなんだ」と、ふわふわした興奮がひとつひとつ諭される。

たった5分、実質4分のアニメを咀嚼するのに、どれだけ時間がかかるんだろう。オズマフィア史上最高密度の4分と、どう付き合っていけば満足できるんだろう。これが毎週、3ヶ月も続いたら、どうなってしまうんだろう。

アニメといってもどたばたコメディだしな〜と、普段ののんびり展開でぬるま湯に浸かっていた身体に鞭打って挑まなければいけない。覚悟が甘かった。

今までのオズマフィアを見て蓄積されてきた私の頭の中の「カラミアさん」たちと、どこか違う「カラミア先生」たち。たぶん、まだアニメというものに圧倒されていてわからないその「違い」を、もっと感じて、咀嚼して、きゃっきゃしていけたら嬉しい。

1話を見た感想

言いたいこと言えたのでやっと感想。

見直しながら感想メモ

最初の門がディアラバかと思ってドキッとした

地図になにか意味ありげな場所はないかな。
塔がある以外は。

「スパイとか斜め上すぎr……」
しゃきーん!
って、シーザーさんの剣が画面まんなかで斜め下にささってくるところすごい好き!アニメっぽい!シーザーさんが両手剣使ってるも嬉しい。かっこいい。働いてる~。

キリエさんが足を引っ掛けるまで、アクセルとカラミアさんも走ってきたスカーレットを避けていたのかと思うとちょっと面白い。

横から見えるカラミア先生の八重歯がかわいい。

カラミアさんが覗きこむ顔、ちょっとドキッとする。

「二人とも俺の同僚だ」
この新鮮な響き!「ボス」「コンシリエーレ」「カポレジーム」の上下がないのとても新鮮。「嫌いだけど上司だから逆らえない」というアクセルとキリエの力関係がどうなっているのか気になる。

「先生は、頼りがいのあるれっきとした大人ですよ?」
とかさあ……もう!カラミアさん……カラミア先生に言われるとどうにもなりませんね、はあ楽しい。はあ~ディアラバかと思った~どきどきした。

1話を見た普通の感想

デフォルメになるともうほんとスカーレットの可愛さが増して増して……どうしたらいいんだろう、めちゃくちゃかわいい。反面、梯さんがインタビューで話していたとおり、掛け合いのテンポが速くてほんとアクセルがしゃべるの大変そうだ。逆に普段の「……」の存在感がしみてくるね。

5分だからどこまでシリアス展開があるかわからないけど、オズマフィアがただのどたばたで終わるわけないと思ってちょっと期待している。ソウのモザイクが外されるのはいつかな。塔には言及するのかな。

次回のタイトルは「救済」。ゲームやってたらくすぐられるキーワード第一位なのでこわい。きっと思い浮かぶようなことに関わる展開には早すぎるとわかっているのに、そこを突いてくるゆーますさんが憎い。手のひらで転がされている。

ディアラバのアニメ好きだったのでちょいちょいそれっぽく見えるのも楽しい。次はキリエさんなのかなーオズカフェに貼ってあったキリエさんなのかなー楽しみ!

やっとひと息ついて思えば、オズアニメが5分で良かったかもしれない。もちろん長ければ長いほどよだれ垂らして見るけど、今の状態が10分も続いたら心が持たない。消化できない。

今回で咀嚼の仕方を学ぶので、二期は30分でお願いします。


おわりヾ(⌒(_•ω•)_

アニメ「OZMAFIA!!」公式サイト

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