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屋台裏ノート

OZMAFIA!! 感想・考察なぐり書き

ローカライズ版をほんのり探って外国語圏に近づきたい

ヨーロッパの国対抗歌合戦、ユーロビジョンのスウェーデン代表Måns。
ゆーますさんにつられて朝っぱらから中継を見ていたらなんと優勝!
歌っていたのは別の曲ですが、カラミアさんにもおめでとうございます。

OZMAFIA!! 英語版ローカライズ

え、えいご……!
PC版発売一周年が過ぎてすぐの大ニュースでした。vita移植なんて雰囲気も何もなかった頃、英語でもう一度物語が展開されることに大喜び、というか思いつきもしない方向でびっくりしました。

ライセンス上リリースは日本国外向けになるのか、年齢制限をなくして国内でも買えるのか微妙なところ。でも買えなくたってほんのり追うことはできるはず。この先、外国語でオズマフィアを語っている人を見て「こんな感じの英語版を元に話してるんだろうなー」とちょっと近づくための、ふんわりした記事です。

内容ざっくり
  • ローカライズはMangaGamer社、販売はSteam及びMangaGamerサイト
  • 日本語ボイスはそのまま、文章が英語に
  • 翻訳担当者は恋愛以外の要素も推している
  • 脱線:他の乙女ゲームローカライズ作品
  • あとはブログで進捗を眺めて待機

MangaGamerサイトはR18コンテンツを多く含むためリンクしていません。
かわりにTumblr、ツイッター、ask.fmより発言を引用しています。

MangaGamerさんによるローカライズ

ローカライズはMangaGamer社、主に美少女ゲームを翻訳・販売する日本の会社です。milktubのbambooさんが関わっていると初めて知りました。へー!

情報公開当時、美少女タイトルの中に並ぶ初乙女のオズマフィアと初BLタイトルは異質でした。彼らからするといわゆる女性向け、しかも乙女とBL同時に踏み込むのは大きな開拓。さらに第一弾に持ってきた作品がどちらもかなり攻めた選出でした。

--"What made you guys want to translate Ozmafia and No Thank You?"
"A combination of things. We had been discussing branching out into otome and BL for a while and one day we had a strong surge of fan interest on the forums for both games. We also had existing connections to the developers of both titles"...
--2015年1月24日Tumblrより

両タイトルはファンの声やメーカーとのつながりで決まったようです。

また、販売はゲーム配信サイトSteamと、MangaGamerのサイトにて。特別アナウンスもないので日本国外向けのリリースだと思われますが、国内向けにもお願いしたいところです…。

 

日本語音声はそのまま、文章が英語に

 

"Nope, none of our games are dubbed. In some rare cases we’ve had to release games without voices due to licensing issues, but both Ozmafia!! andNo, Thank You!!! will retain their original Japanese voices in our releases."

--2014年7月16日Tumblrより

日本語ボイスはそのまま、文章が翻訳されます。やったね。翻訳は@good_haroさん、先にリリースされたBLも担当されていて、すでに好評なようです。編集は@ritobitoさん

 

翻訳者のOZMAFIA!!観

 

"I think just about anyone could enjoy it, but I’d be lying if I said that ~cute boys~ wasn’t a primary focus. There is a grand plot/mystery going on in the background, but the vast majority of the game is more slice-of-lifeish stuff (it’s less dating-focused and more hanging-out-with-cute-mafia-dudes-doing-mafia-things). It’s got some humor and it’s never really that cloyingly sweet. There is some action here and there, but I wouldn’t say it’s a major draw. One of the nice things about the game is probably how the rest of the cast doesn’t completely disappear once you start pursuing someone and a lot of the fun is definitely the character interaction/banter. Anyway, if you like character-focused games (for reasons other than thinking the cast is cute) you’ll probably find it enjoyable. But if strong plot-driven titles are more your thing it might not be for you.-- @Good_Haro"

ask.fm回答より

 

オズマフィアについて翻訳の方が答えたもの。長いですが、作品をどう捉えているのかわかりやすい。

恋愛要素はもちろん、骨組みとなるマフィアの物語やキャラクター同士のやりとり、甘いだけじゃない部分も魅力として認識されているようです。個別ルートに入った後も他のキャラクターが関わってくるというのも確かにオズマフィアの良いところ。乙女ゲームであるとした上で、それに収まらない要素もあることをしっかり発言しているので頼もしく思いました。

余談ですが攻略対象を"cute boys"と言われてなんだか笑ってしまいました。女性向け作品のキャラがよく言われていることですが、このゲームでもそう表現されるんだなあとなんだか不思議な感じがします。翻訳されることでこういう異文化感を楽しめるのも新鮮。

 

脱線:他の乙女ゲームローカライズ作品

英語版のある主な乙女ゲームは

  • Hakuokiシリーズ:薄桜鬼(PSP, 2012/3DS, 2013)、無双録(PSP, 2013)、巡想録(PS3, 2014)
  • Code:Realise:コードリアライズ(Vita) 2015秋予定

などなど。見慣れたタイトルも英語で見るとまた違って見えます。コドリアは今回調べて初めて知りました。この先もローカライズは続きそうです。

国外作品だとSteamで見るだけでもいろいろ、ほかフリーゲームにスマホアプリもたくさん。宣伝はサイトもあればツイッターやTumblrでこまめに発信しているところも。このあたりは不案内なので詳細は省きます。漠然とした印象ですが、プラットフォームをゲーム機に限らなければ、各国ローカライズは想像以上にたくさんありました。

脱線終わり。

 

OZMAFIA!! ローカライズ版、この先

翻訳を含めた製作の進捗がMangaGamerブログで更新されています。

OZMAFIA
–Translation: 37.5% (Triangle Routes: 36.4%, Caramia Route: 68.4%)
5月23日付

リリースまでしばらくかかりそうですが、それまではこの更新を眺めながら待機です。
それにしても"Caramia"さん、この見慣れない感じもたまりません。

乙女ゲームはなかなかローカライズされる機会が少ない中で、公式が関わる形で、信頼度の高い翻訳でリリースされることが嬉しいです。英語圏にユーザーが広がることで、違う視点からの創作や考察も増えるんじゃないかと楽しみです。キリエの優雅でバリエーション豊かな罵倒がどうなるのか…とても楽しみです。それから、原作童話の国やオズの国アメリカ、何かと縁のあるスウェーデンの人たちがこの作品に親しみを持ってくれたらいいなあと思います。

 

おわり( 'ω')ノシ

 

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