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屋台裏ノート

OZMAFIA!! 感想・考察なぐり書き

移植1周年に考えた「心苦しさ」

祝・vita移植1周年!!

もう1年たったのかという気持ちと、やっと1年かという気持ちと。
vita版おすすめ記事でも書こうかと思ったのですが、だんだん客観的に見る余裕を失っていったので、vivace前後で考えていたことを書くことにしました。
vivaceを十二分に楽しんだ上で、楽しんだところはちょっと置いといて頭抱えた部分について。だいたい救済とソウの話。


>> 以下、OZMAFIA!! PC版、vita版のネタバレを含みます。また、いつもより正直に書いたので言葉がきつめかもしれません。


vivace一喜一憂


vivaceは楽しいです。
PC版からまさかの大展開、フルボイスでオズマフィアの世界にのめり込めるし他にも良いところはたくさんある。もちろんやってよかったし、特典も本編もこんなに幸せな移植が叶うなんて、と言える。ただその裏で、たとえ既プレイであっても心が弄ばれて、終わった後も放っておいてくれないのは本当にオズマフィアだなーと思いました。


まずvita版をやるにあたって、追加要素に期待するものチェックリストを作っていました。

  • ソウのごめんなさい
  • ソウのハッピーエンド
  • ハーさんのハッピーエンド
  • フーカとドロシーの分岐と時系列
  • フーカが他のファミリーに入る

いくつ叶ったでしょう?最後の1個だけでしたね!
これがオズマフィアだなー( 'ω')

特にソウの追加パートに対して期待と不安がものすごかった。
真相からすると、共通ルート~他キャラのルートでソウが話す言葉は全部仕組まれたもの。ソウの本心を少しでも知りたい、一言でもいいから考えていることをもっと話して欲しい。でも続きも作りようがないとなると、いつか出るキャラソン(私は出ると思ってる)に期待するしかなかった。
そこにvita版出るよ!のニュースでそれはそれは嬉しかった。

ただフタを開けるまでの杞憂も凄まじかった。
ソウの事はもっと知りたい、でも安易なハッピーエンドになっていたらどうしよう(新規スチルはそういう風にも見えた)、でもなんとか話がつながって救済になっていたら見てみたい、いやいやソウの救済はいろんな清算のあとであって欲しい、万が一思っているとおりに「救済」が用意されるのなら見るのは辛いかもしれない…とぐだぐだ。
毎日、「公式が改めて語ってくれるのだから何でも受け入れよう」と自分を殴ってから寝てた。

他にもマンボイやハーメルンの解放、スカーレットのその後もうちょっと詳しく、それからキリエの中のフーカとドロシー。それぞれ何かしら言及があるかもしれないなーと思っていました。


結論から言えば救済なんてなかった。最初はマジか…ってとても苦しんだけど、一方で物語全体を噛み締めていた自分は「結末を変えない」というポニパチェの姿勢に惚れなおして泣いてもいました。

もしそこで救済があったらとりあえずはほっとしていたかもしれません。
でもその「救済」に納得していたかはわからない。なにも変わらなかったのは、今まで散々胃を痛めてきた私としては、いろいろすっとばして都合よくまとまるよりずっと良い。

そうしないのがオズマフィアだと思っているし、その想像の余地を残してくれた事には感謝もしています。これまでずっと悶々としていたところをそのまま残してこれで完成ですわ、と改めて言われたわけで、どこまでもそういう作品なんだと覚悟しなおすことになりました。


乙女ゲームとしての体裁を鑑みると、もっと何かあっても良かったのではと思うこともあります。
特にハーメルンは、宣伝で「ハーメルンをピックアップ!」と言っていたくらいなので何かあると思っていました。それに伴う(であろう)ソウへの余波も覚悟していました。結局それほどのものは無かったのですが、その分、グリムに再会するハーさんは触れがたいほど大事にしたい気持ちで指先がしびれてきます。


これだけ心が浮き沈みしていた中でvita版最大の収穫はキリエがドロシーの話をしたこと。
キリエさん自身の言葉で、フーカさんに向かってはっきりと言ってくれたことが本当に嬉しかった。いつも本心を隠してばかりのキリエさんが、キリエさんの核に当たるようなどまんなかの心の内を明かしてくれたことが嬉しい。フーカさんも気にしていたということも少し切なくて、ふたりに心から良かったねって言いたいです。ドロシーにも。
あの会話には移植の価値があったと思います。

いくらかの心苦しさの正体


オズマフィアPC版から約1年半でvitaに移植、そのあとまた1年たちました。
PC版をやり終えた時と今と、「オズマフィア」の名前だけで気持ちが膨れ上がって苦しくなるのは変わりません。キャラクターみんなに感じる愛しさ、オズマフィアという物語そのものに対するそれもますます強く感じます。同時に、ソウやキリエの本心を探ろうとする自分の無力さも。


PC版をやってしばらくは衝撃にやられたまま「あ…あ…」しか言えなかった。やっと言葉を覚えてあれこれ考え始めて、そうしたら余計に離れがたくなって、この言葉はどこにつながっていくのかが全く見えないのが今ここ。


何を考えていても難しいのが、結婚式襲撃事件もハーメルンの投獄追放もソウがきっかけになっていること。そこにひっぱられて、どうしても気持ちが塞いだまま全体を見てしまうなー!というのが一番の苦しみ。

ハーメルンの救済くれ!と思っても、ソウ贔屓な自分の気持ちが楽になるように言ってるんじゃないかと変に後ろめたくなってくる。ソウのハッピーエンドくれ!と思っても、その前にみんなに謝ろう?な?って私も土下座したくなってくる。(でもまず自分がやりましたなんてしっぽだすわけないよね!知ってる!って吐きそうになる)

展開がある度にポニパチェが「結末は変えない、想像の余地を残してあとは受け取る側に託す」と言ってくれるおかげで、その言葉をおまじないにして自分をなだめています。


と、ここまでポニパチェありがとう(ぐるぐる目)と言っておいてなんですが、真逆の気持ちもある。「キャラを救済できるのは公式しかいない」というフォロワーさんの話になるほどと思って、それはつまり「キャラに相応の責任を取らせるのも公式しかいない」ということだとこのあいだ気が付きました。翻ってソウのこと、公式が何をどの程度解決してくれればすっきりしたんだろうかと、そこから考えるのも果てしないなあと今日もぐだぐだ頭を抱えています。

たぶん、私が胸張ってソウが好きとかオズマフィアおすすめです!って言い切ることができない理由のひとつはそこにあるんじゃないかなと思い始めました。




vivaceからちょっと遠くに着地した!
はっきり書くのは難しいなというところもあるのですが、いつも悶々とする中で確かにぶり返しては消化できない気持ちなので正直に書きました。


おわり\( 'ω')/

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