屋台裏ノート

OZMAFIA!! 感想・考察なぐり書き

オズカフェでオズ脳がトリップした話

「オズカフェ」に行ってどうしようもなく気持ちが昂ぶったことについて。オズオズしたお店の雰囲気に浸ってキャラクターたちにちなんだ料理を食べて、いつの間にか、妄想が現実に侵食してきて心が爆発しました。まだドキドキしてうまく言葉にできないので、読みにくいかもしれない。

比較的冷静なオズカフェのレポートはこちら*1

>> 以下根拠の無い妄想ばかり、ゲーム本編のネタバレばかりです。

寄り添うドロシーの話

「オズカフェ」という世界線がパラレルなのか、オズ世界の延長線上なのかはっきりしないので、「ドロシー」という存在の立ち位置がわからないんだけど。
という前置きで冷静さは終わり。

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漠然としたつながりとイメージとして、「ソウとキリエさんがドロシーと一緒にいる」という状況には目を閉じて深くため息をついてしまう。

ドロシーはキリエさんにとって忘れられない大切な人で、ソウにとっては人間になることを決めた目的そのもの。そのどちらかが、誰もが忘れたはずの「彼女」をカフェの制服に刻んで、みんなの胸の上に置こうと思ったとしたら。あの小さなピンにはどれだけの感情がこもっているんだろう。

自分だけじゃなくて、みんなの制服に付いてるわけで、お互いの胸元にきらきらしてるのが見えるわけでしょ。
例えば、それはキリエさんにとってそのまま、ドロシーと歩くライオンやブリキの木こりに見えているのかもしれない。その視界は、「オズカフェ」というif空間を拡張して、ひとりだけそこに過去を投影して笑ってるのかもしれない。ひっそりと、懐かしむように、少し寂しげに。
これだけの「もしも」の世界なのだからもしかしたら何かの拍子に誰かが思い出すかもしれない、という淡い期待もあったのかもしれない。
どうしよう。

このあいだのビズログ*2じゃないけど、こうして新しい世界でみんな仲良くしている様を「見て見て!」って思ったりしたのかな。ドロシーが創りだしたオズの世界ではなく、もうひとつの、もしかしたら争いのない世界で暮らすみんなを見て欲しかったのかもしれない。そうすると、ソウが魔法で彼女のために作り変えた世界なのかな、とか、思ってしまう。
そこまでするのかな。わからない。


どう想像しても泣いてしまう。誰にも言えない、彼女への強く静かでいつまでも消えることのない思慕や忠誠を想像してしまって、すぐ泣いてしまいそうになる。

ただの本当にフラットな「オズカフェ」という世界なのかもしれない。彼らがあの真相から解放された世界なのかもしれない。こんな妄想の根拠はどこにもない。

でも、いま目の前のポストカードに並んでいるキリエさんとドロシー、ソウとドロシーは、この世界であっても強いつながりがあるような気がして、それだけで大切にしたいと思った。


日曜日の屋台の話

特にソウとシーザーさんのルートで実感するのが、ゲームの中の「毎週日曜日」というリズム。その日を楽しみに過ごすフーカさんの気持ちの波が想像しやすくて心地よくて、毎週ソウの屋台に遊びに行くのが楽しい。

ソウはウォールフガングの一員で、毎週日曜日だけ塔の広場で屋台を開く。毎週末、フーカさんやアクセルが食べに来たり、ヘンゼルとグレーテルがパンを卸しにやってくる。祭りの日には夜遅くまでお客さんがいっぱい。

そうやってどんどん膨らませていった先にたどり着いた、フーカさんみたいに「日曜日」を楽しみにしてみたいなーという、現実と妄想の間でごろごろするような気持ちが、なんか現実になってしまって驚いた。

日曜日にオズカフェに行き、ロビン先生の言葉と趣味を借りて、ソウの屋台のメニューを食べる。
これは間違いなく、完全に、日曜日の塔の広場。

三次元にいながら「オズマフィアを体験してしまった」、今でも鳥肌が立つ。
誰がいたわけでも、何があったわけでもない。こんなカレー、人生でもう二度とないんじゃないか。カレーひとつでトリップしてしまった。完全にキマってた。
オズカフェ、ロビン先生、ソウに感謝。本当にありがとう。

現実が戻らない

コラボカフェって自分の中のその作品世界を補強してくれる機会でもあると思うんだけど、オズカフェ行ったら作品世界が自分に侵食してきた。

別に、カラミアさんたちがいたわけでもないし、声が聞こえたわけでもない。それでも、頭の中で普段妄想していることが増幅して、より強く感覚に訴えてきた。現実の感覚に、妄想で区切っていたはずのものが住み着いてしまった。

またオズカフェあるかな。また日曜にはソウの屋台に行くんだ。
ぼんやりそう思いながら生きていくことになった。



おわり⊂⌒っ*-ω-)っ





OZCAFFE!!
オズマフィア×コラボカフェ in Tokyo 特設サイト

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*2:

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